「琥太郎にキスされたの!?」
そう叫んだカナコ。
「ち、違うよ!!もしもの話。もしあたしが鈴木君とキスしたら……カナコとあたしの友情……ダメになっちゃう?」
「あたしと愛音の友情?まぁダメにはならないだろうけど、ギクシャクはするよね。だって、あたしが御堂君とキスしたら愛音だって嫌な気持ちになるでしょ?」
「……うん」
「自分の彼氏とか彼女が自分以外の異性とキスしたなんて知ったら、ムカつくよ。しかもその相手が友達だったならなおさら。で、なんで今そんな話?」
「あはは。……ごめんね、変なこと聞いて。本当なんでもないから」
目を細めていぶかしがるカナコにあたしは何とか笑ってごまかした。



