「愛音って分かりやすいな」 「あ、朝陽のいじわるっ……」 顔を歪めてそう言うと、朝陽はあたしの背中に腕を回してぐいっと勢いよく起き上った。 「っ……!!」 朝陽の足をまたぐようにちょこんっと膝の上に座ってしまったあたし。 「そんな真っ赤な顔されると、理性飛びそうになるんだけど」 クスッと笑ったままあたしの髪を撫でる朝陽。 あまりにも近すぎる距離感に頭の中がクラクラしてくる。