金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!


「如月さん、朝陽と付き合うようになったんだって?琥太郎に聞いたよ」


椿君と並んで教室を目指す。


「うん……。夏祭りの日に……そういうことになったんだ……」


今あの日を思い返しても、甘酸っぱい気持ちになる。


あんな衝撃的なシーンってきっとあたしの人生で最初で最後のような気がする。


朝陽に気持ちを伝えて、それに応えてもらって。


抱き合ってキスをして……――。


思い出しただけで、顔がほころぶ。