「ありがとう……御堂君。あたし……今……世界一の幸せ者だよ」 ようやく涙が止まった。 顔を持ち上げてニコッと笑う。 その時、バチッと至近距離で目が合った。 夜空にクライマックスの大きな花火があがる。 ドーンっというお腹に響くほどの重低音。 時が止まってしまったみたい。 「これぐらいで幸せとか言ってんなよ」 お互いの顔がゆっくりと近づく。 目をつぶると同時に、御堂君の唇が重なった。