「み、御堂君!!」 大声で叫ぶと、前を歩く人がビックリしたように振り返った。 昔から声は小さいし、内気で恥ずかしがり屋な性格だった。 もちろん、今もそうだけど自分でもびっくりするぐらいの声であたしは御堂君の名前を叫んでいた。 会いたかった。 会って何を言うのか、会ってどうしたいのかも全然分からなかった。 だけど、一目でも目を見て言葉を交わしたかった。 御堂君……―― 御堂君、お願い…… あたしに気付いて……――!!!