「俺の知らないところで愛ちゃんに手出してたのかよ!?」


「うるせーな。琥太郎は黙ってろよ」


「何だよ、朝陽!!俺だって関係あるんだぞ!?」


御堂君を睨む鈴木君。


「悠真もさっきのなんだよ!?劇中に愛ちゃんにキスするなんてずりーぞ!!」


「あー、うるさい。耳がどうかしそう」


「ちゃんと聞けよ!!」


「ねぇ、琥太郎。そんなに大きな声出さなくてもちゃんと聞こえてるから、もう少し小さな声で話してよ」


「なんだよ、それ!!俺をバカにしてんのか!?」



言い争う3人。


どうすることもできずにうろたえることしかできないあたし。


すると、ポンっと後ろから肩を叩かれた。