「あー、本当だ~。可愛いねっ」 「如月って色白だから、白雪姫役にぴったりだったな~」 注目されるのが昔から大の苦手なあたし。 「そ、そんなことないよ……」 思わず顔が引きつる。 すると、スッとあたしの隣に椿君が歩み寄ってきた。 「キャー――、椿君超カッコいい!!王子様役似合すぎ~~!!」 クラス中の女子が椿君の王子様姿に目をハートにしている。