「つーか、無防備に抱きつかれてんじゃねぇよ」 「あっ……さっきの鈴木君の……こと?でも、鈴木君って誰に対してもフレンドリーだから……――」 「俺が嫌なんだよ」 「え?」 「俺以外の男にお前が触られてんの見るとすげぇムカつく」 御堂君はそう言うと同時にあたしの体をギュッと抱きしめた。 その瞬間、廊下にいた人がキャーッと声を上げる。 今日は文化祭で人も多い。 どうしたって抱き合っているあたし達に目がいくはずだ。