あれよあれよという間に文化祭の日になった。
学校中がお祭りムード一色。
クラスごとにお揃いのTシャツを着たり、コスプレをしたり。
校門には生徒たちが一丸となって作った色鮮やかなアーチが飾られ、気持ちを盛り立てた。
「うわぁー、始まる前だっていうのにもうお客さん来てるよ」
カナコの声に校舎の窓から校門に目を向ける。
「ホントだ~。すごいね」
「今年は合併後初の文化祭だし、みんな気合が入ってるもんね。うちのクラスは別として」
「あはは……そうだねぇ……」
あたしは教室内に視線を走らせ苦笑いを浮かべた。



