だけどそれは御堂君が嫌いだからじゃない。 むしろ、好きだから。 好きだから一緒にいるとドキドキしちゃうし、目が合うと恥ずかしくて反らしちゃう。 さっきだって指先が触れ合っただけなのに、電気が走ったみたいにビリビリしびれて思わず手を引っ込めてしまった。 「あっ、あのね……、あたし御堂君のこと……全然嫌いじゃないの。むしろあたしは……」 「なんだよ」 そこまで言ったところでハッとする。 あたし、今何を口走ろうとしていたの……?