「分かった」 その時、ふと指先が触れ合った。 思わずびくっとして手を引っ込めてしまったあたしを見て御堂君が複雑そうな顔をする。 「ずっと聞こうと思ってたんだけどさ、お前……俺のこと嫌いになった?」 「え……?」 「こないだの保健室の時から、俺のこと明らかに避けてんだろ?」 「ちがっ」 「もうしねぇから。だから、俺のこと避けんな」 御堂君はきっと勘違いしている。 確かにこの間の保健室でのキスで自分の気持ちを自覚してから、御堂君を今まで以上に意識してしまい避けてしまった。