「おい!!朝陽も悠真もズルくねぇー!?」 唇を尖らせる鈴木君。 「クラス委員と文化祭実行委員が劇の主役なんて忙しくてできるわけないじゃん。琥太郎ならきっと大丈夫だって。まぁ、頑張ってよ」 「おい、悠真!!お前、どんだけ他人事なんだよ!!」 椿君と鈴木君がそんなやりとりを繰り返す中、千恵ちゃんはがっかりしたように肩を落としていた。 あたしはというと……―― よかった……。 と心の中で安堵のため息をついていた。