金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!


「えっと、文化祭には子供からお年寄りまで幅広い年代の方が劇を見に来てくれる予定です……。それなので、有名で知っている人が多いという理由で白雪姫に決定した……とのことです」


手元にある学年委員用の手紙を見ながら説明する。


「うわっ、マジかよ~。俺らでできんのかな」


「王子様と白雪姫役って誰が適任かな~」


劇をすることを嫌がっていたクラスメイト達も徐々にやる気になってきてくれているようだ。


このままのムードでもう一つだけ重要な発表をしなくてはいけない。


「えっと、それからもう一つだけお願いがあって……。文化祭実行委員になってくれる人……いませんか?」


今週末には文化祭実行委員の集まりがある。


クラス委員と実行委員は兼用できない。


ということは、クラスの中から実行委員を選ばないといけない。