「あれ……?あたし、何で泣いてるんだろう……」 自分でも不思議になってそう呟くと、御堂君がそっとあたしの手を離した。 「わりぃ。また怖がらせたな」 触れ合っていた指先が離れた瞬間、急に心細くなる。 男の子と指先を触れ合わせるなんて少し前のあたしだったら考えられないこと。 あたしは御堂君の目を真っ直ぐ見つめた。