「・・・・・・・・・・・・・御社が提示した注意事項、2つ目のヤツは嘘ですよね?? 『自分が歌うよりもプロデューサー業に興味を持った』ってヤツ。 じゃあ、1つ目だって嘘なんじゃないですか?? ・・・・・・・・・・・・・なんか可哀想ですね、彼女。 死んだ後にこんなに見縊られるなんて。 彼女は、アナタを恨んで死ぬような陰険な女だったんですか!!?」
腹が立って勢い余ってしまった。
今の言葉は、アウトでしかない。 完全なる、ルール違反。
「失礼な事を言ってしまい、申し訳ありません!! ほら!! 畑田も頭を下げろ!!」
隣に座っていた北村さんが、慌ててワタシの後頭部に手をやると、圧をかけながらワタシの頭を下におろした。
「・・・・・・・・・・・・・何にも知らないくせに分かった様な口利いてんじゃねぇよ」
怒りの篭った声でそう言うと、桜沢悠斗は再度腕時計の時間を確認し『取材の時間は終了です』とテーブルに置きっぱなしにしていたワタシたちの名刺に手を伸ばした。
「上川出版・・・・・・・・・・ね。 今後NGで」
言い捨てて、桜沢悠斗は席を立った。
---------------------完全にやらかしてしまった。



