君と僕等を、繋ぐ線。











スタジオのソファーに、3人で腰を掛ける。







ワタシの隣には北村さんが。 テーブルを挟んで正面に桜沢悠斗がいる。







『早速ですが・・・・・・・・・・』北村さんが何とも当たり障りのない質問を桜沢悠斗に尋ねる形で、インタビューはスタートした。







何を聞いても新人バンドの事にすり替え、自分の事は一切喋ろうとしない桜沢悠斗。








そんな桜沢悠斗の態度に、イライラが募る。







ワタシたちはアンタにインタビューしてるんだよ。 新人バンドの話が聞きたい時は、そのバンドに聞きに行くっつーの。







『ルールは守れ』頭の中で里中さんの言葉が回る。







分かってる。 だから、ギリギリの線を。







だってワタシは、桜沢悠斗の取材がしたくて出版社に入ったのだから。