突然、秋が小説を書かなくなった。
ノートパソコンを開いても、微動だにしない、秋の指。
-----------------スランプ。
秋が、書けなくなってしまった。
『スランプは誰にでも起こり得る事。 この先、オレにだって降りかかるかもしれない。 焦っても仕方がない。 今はゆっくり休めばいいんだよ』
そう言って、秋の頭を撫でながら慰めた。
最初はそんなに深く考えていなかった。
秋が、何ヶ月も書けなくなるなんて、思いもしなかったんだ。
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