怖くないけどこれから起こることを
物語っている様な瞳…


少し見ているとニヤリとした
嫌な予感はしたがどうやら当たったらしい



「ひっく…っ、ひどいです」


「え?」


「今、利亜南さんが睨んで…ぐすっ…」


え?何言ってるのこの子。
不安になって慶を見上げるとニコッと
安心する笑顔で見てくれた。


「へー、そうなんだ、で?」


「っ!だから、関わらない方がいいです!」


「ねぇ、さっきさトイレ行ったふりして
そこで聞いてたんだよね」


あんたの言ってる事聞いた
と言った


「お前がなんといおうが俺は利亜南の味方」


けいっ…けい…


「っ!あんたもクソ男ね!!
みんなあたしに騙されて惚れれば
痛い目見ないのに!」


そう言うと茉莉奈は走り去ってしまった