「グエッ」


「おいクズ。ここは俺のシマだ。
なにやってやがる」


………あれ?

なんか1週間前にもこんな事なかった?


それで助けてくれた人も、俺のシマとか言ってて……



いつの間にか私を連れてこうとしていた男の人はまた居なくなっていて


目の前に居るのは、


んんん!?


「あっ、もしかしてこの前も助けてくれた人!?」


「あ"あん?」


「ひっ……」


思わず声に出してたみたいで、不機嫌で冷たいオーラを持つこの前も助けてくれた男の人。



「あの!この前も今も助けてくれてありがとうございます!」


「……あ?あぁ。この前の路地歩いて犯されそうになったバカ女か。」


なんかヒドイ言われようをしている。


「バカ女じゃありません!失礼です」


「……事実だろバカ女。」