あと数歩で大通りに出れる!


やった!


路地から大通りに出れた瞬間、嬉しくて私は気を緩めた。


グイッ


「きゃっ!」


「おっ、これは当たりだぁー」


背後を着けられてる事、ほんの一瞬忘れてた。


私はやっぱり着けられてたらしく、腕を
引っ張られて路地に逆戻り。


っても、すぐ目の前は大通り。


身体の右半分が大通り…繁華街の人工的な光に照らされ明るく、左半分が路地に入っていて暗い感じ。



なんか半分人間みたい……