路地を歩いて出口に向かっていると



コツコツ

ーコツコツ…

コツ…コツコツ

ーコツ…コツ…


誰かが先ほどから私の事を着けているような気がする。



気の所為だよね?

たまたま私の背後を歩いているだけだよね。



さっきまでの興奮は冷め、今は目の前の大通りへの入り口をひたすら目指す。


だって、間違いだとしてもやっぱり怖い。