そして時は過ぎ約2年。



2年もみーに会えない日が続くなんて、昔の俺は考えてもみなかった。


隣に居るのが当たり前だったから。



2年もの間、毎日みーの報告をしてくれた影。


そんな影から、最近衝撃の事実を聞いた。



『組長さん。大ニュースだよ。
嬉しいけど、悔しいお知らせ。』


そう言って電話して来た影。


『意味わからねぇ。』


『お嬢が最近、やっと岡崎家に心を開いたらしい。
それでーーーーーーーーー』



『……そうか。わかった。
引き続き頼む。』


『承知。』




ツーツーと回線の切れた音が耳に残る。