「続ける。
岡崎 悠は、お嬢を自分の家に連れて帰ったらしい。
その間にされた会話は、目撃者が少ないし夜中だから取れていない。」



「つまり、」



「お嬢は岡崎 竜の所有する家に現在居ます。」



「すぐに向かえに行く。秦、車出せ。」



俺の背後に立っている秦に指示を出すと



「組長さん。お嬢は何の為に逃げたと思ってる?
何から逃げたくて、この屋敷を出て行ったと思ってる?」



影に止められた。



みーが出て行った理由……



俺の所為だ。