白雪姫と組長様


次の日。


みーは


「おはよみーくん」


一見いつも通りに見えるが、瞳の奥では俺を拒絶していた。


いつものように、頭を撫でながら挨拶をしようとすれば


「あたし顔洗ってくるね」


不自然じゃないようにして、避けられた。



分かりにくいけど、みーに拒絶された瞬間


喪失感に襲われた。


心にポッカリ、大きな穴が空いたみたいな感覚。


今まではこんな事思った事なかったのに。


不思議だ。


やっぱり俺の中でみーは、特別な存在なんだ。



その日1日、仕事に集中出来ずみーの事ばかり考えていた。