「みーくーん!」
「どうしたの?みー。」
兄貴の圭と嫁の未姫の間に産まれた大事な一人娘のみー。
「今テレビでね、ゆうえんちって言うの見たの!何するところなの?」
4歳のみーは、普段家から出ない。
本来なら幼稚園か保育園に通う年齢だけど、家は全国トップの組だ。
俺たちが居ない間に誘拐されたら困る為、みーは家から出してもらえない。
故に普通の子と比べて、世間の事を全くと言っていい程知らない。
外の世界を知らないみーは、こうやってテレビで観て初めて知った事を俺に聞いてくるのはよくある。
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