白雪姫と組長様


中身は生粋の女好き。


見た目も、中身が丸分かりなくらい


茶髪に女受けしそうな甘いマスク。
両耳にはジャラジャラと沢山のピアスを付けていて、
ワイシャツのボタンを上から3個開け、惜しみなく色気が放出している。


つまり見た目もチャラい。


俺だって毎日女と寝る程、性欲なんて溜まってない。


それだって最近女を見てもヤル気が起きず、週3だったのが週1に減っている。


まぁ、こいつは万年発情期だから仕方ないが……


「緊急な用事だ。」


そう言うと、幹部らしくヘラヘラした顔を一瞬で無表情にする秦。


「何かあった?」


仕事の時はちゃんとこなすから、今まで文句なんて言った事はない。


「今すぐ蹴らせろ。」


「はっ?」


俺がこいつの部屋にわざわざ来たのは、みーにお菓子をあげたこいつにイライラしたから殴る為。


でも、女と会うらしいししょうがないから顔ではなく脛にしとく。