だから、俺たちの正体を知っても怖がらずに側に居ると
一途に雅を想い続けるバカ女ちゃん……雪ちゃんに、雅を賭けようと思った。
あ、ちなみに雪ちゃんを家に住まわせるって案出したの俺。
だって雪ちゃん奥手過ぎるから。
同じ家に住んでたら風呂でバッタリ…とかラブハプ起こりやすいでしょ?
一緒に住めるのを嬉しそうにしている雪ちゃん。
ただ本人曰く、両親が厄介らしい。
……調べ済みだから知ってるけどね?
実際に会ってみて分かったのは、雪ちゃんのぶっ飛んだ考えはお母さん譲りと言う事。
あと、変な妄想力はお父さん譲り。
さすが親子…って感じだった。
頭の堅そうな雪ちゃんのお父さんが許してくれるのも想定内。
なんとなく、親バカな人を見ていると昔を思い出す。
一番幸せだったあの頃を……
ま、時間が戻るわけでも死んだ人間が生き返るわけでもないから後悔したって意味ない。
ただお嬢には雪ちゃんの両親は見せられないと、俺と雅は思った。


