だけどーーーー


「車止めろ。」


その日から1ヶ月。


仕事終わりで帰る車内で、突然あいつは言った。


すぐに車を止めると、あいつは車を飛び出して街灯の少なく暗い通りに入っていった。


意味が分からなかった。


だけど、それはすぐに分かる事になる。


車に寄りかかってタバコを吸いながら雅を待っていた。


そしたらあいつが戻って来た。



ーーーーそう。女を連れて。