今度は迷わずに帰れた部屋に戻り、レポートの続きをやる。
部屋に付いている小さめの冷蔵庫から、水をもらって飲んだ。
23時。
誰も来ない静かな部屋で、レポートも終わり眠気が来た為ベッドに入る。
白で統一された白い部屋。
高そうな家具。
一人ではデカすぎるベッド。
部屋を出れば人は居るはずなのに、何故かこの部屋だけが切り離されたように感じる。
静か過ぎて、何となく孤独感を味わってしまうこの部屋。
雅さんとも未衣ちゃんとも結局話せず、組員さんに歓迎されたけどそれが本当か分からず、どうしようもなく不安になった。
それらを忘れる為に、私は深い眠りについた。


