白雪姫と組長様


「しーくん聞いて!
凄かったよ!割り勘って言うのしてきた!」


「そっか。良かったね。
ドリンクバーは?」


「あ………」


そう言えば単品で飲み物頼んじゃったよね。

ドリンクバーにしてない。


「また今度来れば良いよ。
なんならドリンクバー家に置こうか?」


え……ドリンクバーの機械って買えるの?


金持ちの考えてる事わからない……


「それはダメー。
お店でやるから楽しみなの!」


そんな未衣ちゃんの頭をポンポンする秦さん。



「はいはい。
じゃあ車に乗っちゃって。3人とも。」



ブーっとむくれてる未衣ちゃんの背中を押して車に乗せた秦さん。


私と奈美も車に乗る。



「じゃあライタウンに行っちゃっていい?」


どうやら最初に言った事を覚えてくれていたみたい。