白雪姫と組長様


渋ってる雅さん。


そんな時、車のドアがガチャっと開く音がした。


もしかしたら雅さんがーーーー


なんて微かな希望は崩れる。



「しーくん遅いよー?」




「えっ……ーーーーー」



本当に無意識だった。


吐息が溢れたのは



車から降りてきたのは、昨日見た雅さんの奥さんーーーー"みー"さん。



なんでーーーー



もしかして、雅さんに近づくな。って言いに来たとか?


とりあえず、驚きと焦りと不安と……


なにより、整いすぎた容姿に目が離せなくなる。