「お邪魔しまーす……」


長い廊下を秦さんに着いて行き、止まったのは一つの部屋。



「組長が戻るでここで待っててね?
飲み物とお菓子は出してあるから。
お手洗いはそこの角を右に曲がったらあるから。」



「…わかりました。」



私を部屋の中に入れると出て行った秦さん。


「うわぁ」


部屋を見渡すと、この前の部屋とは別の…和の造りになった畳の上品な部屋だった。


低めの机にはカフェオレとたくさんのお菓子が置いてあった。


座布団に腰を下ろして、喉が乾いてたのでカフェオレに口をつける。



この短時間で、いつ飲み物の用意したんだろ……


もしかして組員さんが?


なんか申し訳ないなぁ……


いつかお礼言わないと。