「ウチに…というか篠原組に雪さんを住まわせるという事です。
たくさんの組員が24時間常に居るので雪さんを守る事が出来ます。
もちろん傷つけるような事はしません。」
「……当たり前だ。
大学はどうする?」
「もちろん雅さんも秦さんも一緒なのよね?」
「はい。
大学の方は送り迎えを車でします。支障は出しません。
バイトの方は雪さんの希望で続けるとの事なので、そちらも送り迎えを車でします。」
車で登校ってなんかお嬢様みたいだなー。
って、不謹慎か。
「その間、雪ちゃんには会えないの?」
「……申し訳ありませんが、ご家族の方と会っている所をもし万が一見られてしまうと
ご家族の方も巻き込んでしまう事になりますので……しばらくは会えません。」
「そう……雪ちゃんを守ってくれるのよね?」
「必ず守ります。」


