白雪姫と組長様


「……具体的には?」



「まずお母さんの方は、マイペースなド天然で常にテンション高いです。
あと妄想と勘違いが激しいので対応が面倒くさいです。」



「……結構ハッキリ言っちゃうね。
例えばどんな?」


苦笑の秦さんにお母さんの説明。


例えばかぁ……


「そうですね……バイトで帰りが遅くなった日なんか、事前に連絡しているのに
何故か赤飯炊かれてますね。」



「てことは雪ちゃんはまだ処女なんだね。
今時純粋な子って珍しいから良いと思うよ。」


「え、いや……その……」


墓穴掘った……。


例えが間違った……


恥ずかしい……