白雪姫と組長様


だってさ!

好きな人の家に呼ばれるなんて平常心でいれるわけなくない!?


心拍数が上がりまくりなんだけど。


「雪ちゃん、なに百面相してんのー」


秦さんに爆笑され恥ずかしくなって


「やっぱバカ女だなお前」


雅さんにバカ女が定着された。



「着いたから降りろ」


30分くらいで着いた雅さんの


「……屋敷?」


開いた口が塞がらないとはまさにこれだ。


雅さんの家と言われ降りると、目の前に広がる日本屋敷。


何坪あるんだってくらい広い。


「俺ん家だ。さっさと歩け。」


「えっ!えっ!?」


ダメだ。


金持ちだとは思っていたけど、規模が違いすぎる。