その2日後
大学が終わると、門の前にまた人集りが出来ていた。
「またなの!?
雪、気になるから行ってみよ!」
「あ、うん」
人集りの中に突っ込み、怪訝な顔をされながらもなんとか抜け出す。
すると待っていたのは
「雅さん……?」
タバコを吸ってる雅さんだった。
カッコいい……
ここ最近、雅さんは仕事でバイト迎えには来てなく会うのは2週間ぶり。
久しぶりの雅さんに心臓がバクバク。
「雪、雅さんじゃん!
行ってきなよ!」
「え、奈美も一緒に行こう」
「しょうがないわね」
だって、たくさんの人の睨みを浴びながら一人で歩く自信ないし……


