「ほら、ご飯作るから手伝いなさい!」 「はい!」 一緒にご飯を作って食べて、テレビを見て笑って どこまでも優しい奈美のおかげで、少し元気が出た。 まだ心が居たいけど、張り裂けるくらい苦しいけど 辛かったね、で終わるだけじゃなくて 初恋おめでとう、と祝ってくれ親友に 改めて親友という存在のありがたさを知った。 きっとあのまま大学に行って普通に授業を受けようとしても雅さんの存在が邪魔して それどころじゃなかったと思うから。 泣き場所を提供してくれた奈美に心から感謝した。