白雪姫と組長様


あぁ……



出来れば気付きたくなかった。



でも、気づいてしまったこの気持ちを今さら誤魔化す事なんて出来ない。



多分……いや、最初から。



彼……雅さんに出逢った時にはもう



惚れていたんだ。



その大きくて黒い、漆黒の瞳に囚われていた。