白雪姫と組長様


「……せっかく襲われそうな所を助けてやったのに、また暗い夜道を一人で帰って襲われるような事をするからだ。」


「雪ちゃん?」


「だから襲われたいのかと聞けば違うと言うし、逆ギレはするし。
バカ女だろ。」


「雪ちゃぁーん?そんな事私聞いてないんだけどなぁー?」


「うぅ……」


奈美さん。その氷点下0の笑みを向けないでぇぇぇ。


怖いから!


「雅さん……でしたら雪をバカ女と呼んで結構です。
それはこの子が悪いので。」


「あぁ。」


えっ…奈美さん?

なに言っちゃってるんですか?


「それで、どうしてバイト先まで毎回送ってくれるんですか?」


「……毎回襲われそうな所助けるの面倒くさいだろ。」


「そうですね。
この子、自分の見た目理解してませんから。」


ブスだって自覚してますけど。