「あ、雅さん」 席を立って呼ぶと、 「なにあの女」 「彼女いたのかよ」 「でも、もう一人女いるから違うんじゃない?」 「中の中だな」 ……お姉様方が怖いです。 「……いた。」 私たちの座る席の前に来ると、奈美が黙って私の隣に席を移動する。 奈美の座っていた席の隣に腰を下ろして私と奈美を見る。 「忙しいのに来てもらってすいません」 「いい。バカ女、こいつがお前の親友か?」 「はい。」 さっきまで雅さんを凝視してたくせに、雅さんが席に座った途端品定めに移った奈美。