白雪姫と組長様


失礼な人!


確かに路地歩いてたけどさ、

犯されそうに……えっ!?


「私、犯されそうになってたんですか!?」


「……やっぱバカ女。」


「うっ……」


なにも言い返せない。


「おいバカ女。お前危なかっしいから送る。」


「えっ!?大丈夫です!」


「また襲われてぇのか」


「違います!」


「なら黙って送られろバカ女。
俺が助けなかったらお前今頃レイプされてんぞ」


「……お、お願いします……」


言葉にされると、改めて恐怖を感じる。


レイプなんて女の敵だ。


心に負う傷は、一生消えない。