【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-







「綺羅ちゃん…もし、違ったらごめんねなんだけど、あまり無理しないでね。私は好きって気持ちは我慢しない方がいいと思うよ。」





しーちゃんの言葉に感激したあたしは
思わずこくんと頷いてしまった。






…ってえぇ!?

なに頷いてるの、あたし!


もう、鍵かけるって、

認めないって決めたじゃん!



そんな風に動揺してるあたしに

しーちゃんはにこりとほほえんでみせると



「綺羅ちゃん、言いたいことは言いたいうちに言わなきゃ。」



らしくなくしんみりとした様子でそう言ってきた。



ぎこちなくあたしはそれに頷く。