【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-








「もしかして綺羅ちゃん、ユキ先輩のこと好き?」




思いも寄らないことをしーちゃんは言ってきた。






「っえ?!」





鍵をかけたはずなのに

またあの感情が蘇ってくる。







「綺羅ちゃん、最近ユキ先輩のことばかり目で追ってるから、もしかしたら…って思って。」





なんてかわいらしく首を傾げるしーちゃんに

あたしはお茶を吹き出しそうになる。






えっ…えっ…!?

あたしそんなに目で追ってる!?


そんなつもり、ないんだけどなぁ……。