【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-







なぜか、今日はアイツによく会う日だった。



よくよく考えれば、もとから教室移動の多い時間割で


同じフロアのアイツとすれちがうことはおかしくないんだけど…




やっぱり会いすぎじゃない!?



7度目の目を伏せながらあたしは思う。




そんなことをしている昼休みだった。



いきなりしーちゃんが振り向いて




「綺羅ちゃん…。」


おずおずといった感じで話しかけてきた。

しーちゃんのその声にふと顔を上げると