【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-








でも、そう思っても


あの契約も

この想いも


どうやっても消すことはできなくて




「……っ。先、輩っ、好きになって、ごめんなさいっ……」


零れ落ちた太陽に光る雫を眺めながら

ただそう呟くほかなかった。