ふと、アイツの視線と絡み合った。


ピクリ、と全身が硬直し
咄嗟に息が詰まる。






…と。


アイツがあたしからすっと目を逸らした。



まるでなにもなかったみたい…



…何、アイツ。


あたしは自分の感情に違和感を感じながらも

アイツに引っ付いているしーちゃんを引っ張って、

次の授業の教室に急いだ。