「綺羅ちゃん、行かないで……」 うるうると涙目で見上げてくるしーちゃん。 …でも、行かないわけにもいかないしなぁ。 「大丈夫だよ。」 しーちゃんにそう笑いかけると あたしはその先輩の後を急いだ。 その先輩に連れてこられたのは… 人気のない校舎裏。 …なんかベターすぎてやばい気がする。 するとさっきの先輩を筆頭に たくさんの人達がこちらに歩いてきた。 ネクタイの色も アクセサリーの色も カラフルで鮮やかだ。