【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-






「で。どうすんの?俺と契約すんの?しねぇの?」


「しないわよ。アンタなんかとは。」



そういうとアイツはにやりと笑った。




「ふーん。いいんだー。オマエ、本気で入学できねぇぞ?どーせ、誰にも申し込まれてねぇんだろ?」



「……っ!」




コイツとなんか契約したくない!


でも……


コイツと契約しないと
あたしはもう、桜火学院に入学できないかも知れないんだ…。




このどS性悪男なんかとの契約と


がんばってやっとの思いで受かった桜火学院。





このふたつを天秤にかけたら


勝つのは……





もちろん、桜火だ。