【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-







「なに沈んでんの?ストーカーちゃん?」


いきなり後ろからそんな声が聞こえて

おどろいてあたしは顔をあげた。




「ストーカーじゃないから。」


「なに?俺に見惚れちゃった?」


「自惚れないで。」




そう言い放ってまた下を向くと



「俺とする?」


そんな声がして

あたしは驚いてソイツを見やった。



「えっ…」


「俺と契約する?っつってんの。」


「だ誰がアンタなんかと…」


「でもさぁ、やばいんじゃねぇの?今日中に契約しないと入学できないって言ってたじゃん。」


「…いつから聞いてたの?」


「ん?最初っから?」



…この性悪男めが。