柚くんが隣にいてくれる感覚は ひさしぶりで でもどこか新鮮で うれしくてうれしくてたまらなくって どこでもかしこでもはしゃぎまわるあたしを 柚くんはらしくなく、あたたかく見守ってくれていた。 「柚くん、どうしたの?すごい静か …」 「綺羅がうるさすぎんだろ?バーカ。」 「はぁっ!?ばかってなによ!人が心配してあげてるのに!」 「綺羅を思いだせて、またいっしょにいられて、嬉しいんだよ。バカ。」 そうサラッと言ってあたしの手を強くひきよせた柚くんに 思わず頬があつくなる。